兵庫県神戸市の舞子公園からの瀬戸大橋
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【鉄道旅】横浜から万博経由で小豆島へ|Day2 明石海峡・岡山編

明石海峡大橋から吉備津神社、岡山城を巡った話|Day2
2025/07/20(Sun.)

2日目のスタートは大阪市北区の東横INN梅田中津2。そういえばこの時、東横INNクラブカードに入会した。学生割で1000円。このカードがあると10回宿泊で1泊分無料。しかも宿泊料金もいつでも5%オフ。まあ、学割料金使った方が安いんだけど笑。
8時過ぎ、蝉の声が騒がしい朝、大阪駅へ向かう。遠目から見てもわかる大阪駅の屋根の大きさは圧巻。

2025/07/20 09:08 大阪駅

09:22 大阪駅を出発|神戸線で明石海峡大橋へ

さらに西へ。快速でJR神戸線を進む。実はJR神戸線という名前は東海道本線・山陽本線のうち、大阪駅~姫路駅の愛称らしい。東で言う上野東京ライン・湘南新宿ラインとかと同じやつ。
大阪駅から三ノ宮駅まで阪急神戸線、阪神本線と並行し、須磨駅あたりから海すれすれを走る。一日目と同じ快晴。大阪湾沿いを進み、舞子駅へ。

10:11 舞子駅に到着|明石海峡大橋と舞子海上プロムナード

大阪駅から1時間弱、明石海峡大橋最寄りの舞子駅に到着。駅の直上には明石海峡大橋に続く神戸淡路鳴門自動車道が通っていて、高速バスが止まる高速舞子への乗り換え客が多いみたい。この日は日曜の朝だからかそんなに人はいなかったけど、昨日万博で人ごみにいたからか、このくらいがちょうどよかった。明石海峡大橋の方にある舞子公園まではデッキでつながっていたんだけど、屋根はなかったからとにかく暑かった。舞子公園の位置する神戸市垂水区の気温はすでに30度近くでとにかく屋内に入りたかった。

2025/07/20 10:18 舞子駅
2025/07/20 10:22 明石海峡大橋

ここから淡路島までのおよそ4kmを結ぶ吊り橋、明石海峡大橋は1998年に完成してから2022年にトルコのチャナッカレ1915橋に抜かれるまでは世界最長3,911mの吊り橋だったそうだ。しかもこれ、建設中の阪神淡路大震災で橋の長さが図らずも1m伸びた結果らしい。建設中とはいえあの地震で壊れず、計画が変わっても建設を続けられる日本の技術はさすがだ。実際に生で見ると、天気も相まって橋の堂々たる姿がまぶしすぎた。

明石海峡大橋の本州方にある舞子海上プロムナードにも行ってみた。入館料は300円。中には明石海峡大橋について解説している資料がたくさん。この橋は兵庫県が一般公募で決定した愛称『パール・ブリッジ』がついているようだ。夜間のライトアップが真珠のように輝く様子に由来しているらしい。そんな雑学を頭の片隅に入れつつ先へ進むと、屋外型のプロムナードが。

2025/07/20 10:37 舞子海上プロムナード
2025/07/20 10:38 舞子海上プロムナード
2025/07/20 10:47 舞子海上プロムナード

ガラスに覆われた展望空間を想像しながら足を踏み入れると、目の前に広がっていたのは、壁一面が格子状になった開放的な空間だった。そして、予想していたガラスは壁ではなく、なんと足元に。眼下には明石海峡が広がり、橋を吹き抜ける風を全身で感じながら、少し足がすくみつつもガラスの上をゆっくりと進んだ。上を見ると橋の鋼材が目の前にあり、上を車が通るたびに大きな音が響き、これもまた迫力があった。この頃は構造力学に手を出す前だったからなんとなく見ていたけれど、軽く触れた今ならまた違って見えたのかもしれない。

2025/07/20 10:47 舞子海上プロムナード
2025/07/20 10:44 舞子海上プロムナード

朝食をコンビニで済ませただけの体はすでに食べ物を欲していた。ここで早めの昼食をとった。せっかく明石まで来たのだからもちろん明石焼き。今は関東、1年前までは東北に住んでいたものだから明石焼きは何ぞやというレベルの認識で頼んでみると、出てきたのは汁に浸ったたこ焼きのようなもの。日本の食べ物である以上おいしくないわけはなくて、食べてみると、初めての感覚だった。出汁のきいたつゆのうまみとふわふわの卵生地、中のタコが混ざり合うとまさに絶品だった。正直、昨日の夜万博で食べたたこ焼きよりおいしかった。どうやら明石焼きの生地にはたこ焼きと違って「じん粉」というものが入っているらしく、これが加熱しても硬くなりにくいふわっふわの食感を生み出しているらしい。今度家で作ってみようかな。それにしてもたこさんかわいい。

2025/07/20 10:57 舞子海上プロムナード
2025/07/20 10:31 兵庫県立舞子公園

舞子公園には明石海峡大橋のほかにもいろいろな施設があった。今回は後ろの予定もあったしお金がなかったから行けなかったけど、『移情閣 -孫文記念館-』『橋の科学館』『旧武藤山治邸』が徒歩圏内にあった。舞子は古くから景勝地、別荘地として発展してきたからこのような別荘が多くあるらしい。近代建築も海外にルーツのある建築も見られる魅力的な場所だった。また来よう。

11:26 舞子駅を出発|桃太郎の街岡山へ

2025/07/20 13:47 岡山駅

JR神戸線、JR山陽本線に揺られることおよそ2時間、岡山へ到着。一度ホテルへチェックインし、荷物を預け、身を軽くして桃太郎伝説ゆかりの地へ向かう。岡山駅は数多くの路線が乗り入れる中国・四国地方の交通の結節点である。関東では新幹線によって多くの特急列車が廃止となっている一方、岡山駅からは各方面へたくさんの特急列車が発着している。図らずも特急『南風』や快速『マリンライナー』と遭遇。いよいよ目的地四国に近づいてきた実感が湧いた。駅で流れている発車メロディー『線路は続くよどこまでも』『瀬戸の花嫁』『桃太郎』なんかも印象的だった。曲自体もだし、流れている音源がレトロな雰囲気で、発車メロディーとしては初めて聞いたはずなのにどこか懐かしいような感覚になった。

2025/07/20 14:59 岡山駅
2025/07/20 15:03 岡山駅

15:22 岡山駅を出発|桃太郎線で吉備津神社へ

岡山駅で乗り込むのはJR吉備線、別名『桃太郎線』。桃太郎伝説の舞台吉備路を走る吉備線は、1904年に開通した鉄道であり、かつては高梁川の舟運と岡山をつなぐ目的であったが、伯備線の開通に伴う舟運の衰退とともに観光や地域輸送がメインのローカル線へとなっていた。国鉄時代に作られたキハ40形やキハ47形が未だに活躍しており、外は30度を超えている中、頼みの綱は扇風機。それなのに思いのほか全駅が交通系ICに対応していることには驚いた。そんな気動車に揺られること15分、吉備津神社最寄り駅の吉備津駅に到着。あたり一面の田園風景の中、まっすぐな松並木の参道を進むことおよそ10分、吉備津神社に到着。神社入口のすぐ横の茶屋も桃太郎、きびだんごを前面に押し出している。暑さに耐えられず、参拝前、まずは白桃ソフトでひと休み。

2025/07/20 15:44 吉備津神社参道
2025/07/20 15:45 吉備津神社参道
2025/07/20 15:14 吉備線
2025/07/20 15:51 吉備津神社

吉備津神社は、およそ400mにも及ぶ長い回廊で知られる神社。日本で唯一の『吉備津造り』の屋根を持つ本殿は国宝に指定されている。ちなみに吉備津造りは比翼入母屋造とも言われ、入母屋造の2棟を1棟に統合したものらしい。建築系の授業で屋根の構造はやったけど、比翼入母屋造なんて授業でやった気がしない。行った当時は屋根なんて知らないわけで、本殿の写真なかったし、回廊に心を奪われてたっけな。回廊も400mにもなると、まっすぐな木で組まれているはずなのに、本殿側から遠目で見ると地面に沿って緩やかに下っていた。こういうところから万博の大屋根リングとかに技術が生かされてるのかななんて勝手に想像した。全然神社とかの知識なかったけど、吉備津神社に行ったあたりから御朱印を集めようかなとか、文化を学んでみようかなとかいろいろ考え始めたっけな。きっとまた行くだろう。今回は新緑と青い空が最高だったから次はアジサイがきれいな時期とかに行きたいな。

2025/07/20 16:00 吉備津神社
2025/07/20 16:13 吉備津神社

帰り際に見つけたんだけど、参道の松並木は岡山県最大であり、郷土記念物らしい。きっと長い間吉備津神社までのこの景色が守り継がれてきたのだろう。吉備津駅に戻り、下りの総社行き列車を写真に収め、上り列車で岡山駅に戻る。

2025/07/20 16:23 吉備津神社参道
2025/07/20 16:38 吉備津駅

17:05 岡山駅へ到着|漆黒の天守、岡山城へ

この日予定していた場所はすべて巡り終えた。しかし、ホテルへ戻るにはまだ少し早い。せっかくなので、目的も決めずに岡山電気軌道へ乗ってみることにした。岡山電気軌道には『清輝橋線』と『東山線』の2路線があり、終点の『東山・おかでんミュージアム駅』という名前に惹かれ、東山線へ乗車。終点まで行ってみようと思っていたものの、車内の路線図を眺めていると『城下』という駅名が目に留まった。吉備津神社を訪れたことで歴史や文化への興味が高まっていたこともあり、迷うことなく城下駅で途中下車。駅を降り、漆黒の天守を持つ岡山城へ向かって歩き始めた。

2025/07/20 17:45 城下駅
2025/07/20 17:52 烏城公園

城下駅から堀に沿うように歩くこと10分ほど、城の南側を経由し廊下門から本丸へと進む。かなり日が傾いているから逆光になって写真が撮りにくいこともあったが、日陰も多くチルい空気感を味わいつつ天守閣へ向かう。岡山城は、漆黒の天守を持つことから『烏城』、『金烏城』と呼ばれ、白い城の代表ともいえる『姫路城』と対比されることもよくあるという。初代岡山城は1945年の岡山空襲で焼失してしまい、今あるのは1966年に再建されたもので、定期的に改修や外観の塗り直しが行われている。夕日に照らされる漆黒の天守からは、どこかモダンな雰囲気を感じた。城という歴史的、文化的なシルエットに、現代的な雰囲気を感じる漆黒の外壁と白い窓枠が鮮やかなコントラストを生み出している。その姿はこれまで抱いていた城のイメージを覆すような美しさだった。二之丸、三之丸にはラジオ局や図書館、県庁などがあり岡山の中心という印象を受けた。

2025/07/20 18:01 烏城公園
2025/07/20 18:04 烏城公園
2025/07/20 18:17 城下駅

この日の夜はZoom会議の予定があったので20時にはホテルに戻っていた。夜ご飯は近くのイオンで買った総菜。本当は地のものを食べたかったが経済的にも余裕はないのでまあ許容しよう。こうして寄り道だらけの2日目は終了。明日はいよいよ、この旅の最終目的地『小豆島』へ向かう。

れな。日本全国を気ままに旅する人。 一番好きなのは、自然に囲まれた景色。海、山、川──どこでも、自然の中に身を置く時間。 気づけば旅が生活の中心。 B2の6月で47都道府県・道の駅・市区町村の制覇を狙い、免許取得8か月で7000kmを走破。 気がつけば、思い立つままに遠くの土地へ向かっている、少しおかしな旅人。 このブログは、そんな“自然に惹かれて動き続ける旅”の記録。

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